CAMBRON 135mm f2.8

CAMBRON 135mm f2.8

入手経緯

ヤフオク徘徊でよく調べもせずに何となく入手したレンズ。

落札時の説明ではM42マウントとなっていたが、届いたものはTマウントにM42マウントアダプタが付属した状態のものだった。M42でも使用できるため間違ってはいないのだけども。

入手時、Tマウントは望遠鏡などで使われているマウントという、ざっくりとした認識だったので、こういった一眼用レンズで出会うとは思ってもいなかった。

調べてみるとTマウントはタムロンが開発したマウントだということでTがつくのに納得。

レンズの作り

オールドレンズらしい作りで、焦点距離を記す緑色の文字がマキノンやフジノンを彷彿させる。
PAT.PEND.(特許出願中?)と刻印されているのがちょっと気になる。

絞りについては、プリセット絞りで2.8~22の範囲で自由調整できる。
絞りの形状としては、10枚羽根となっていて枚数が多めではあるけど、絞っても10角形のまま。

絞りリングの動きについては非常に軽い。
ちょっと触れただけでも動いてしまうため、プリセットリング側で固定できないと、意図した絞り値での撮影は難しく感じた。

レンズには直新式フードもついていて、まさにオールドレンズにある詰め込んだ感じが良い。

外観・作りなど見た感じでは好感が持てるレンズなのだけど、少し問題がある。
それは、最短撮影距離が2.2mなこと。

135mmレンズで最短撮影距離が2.2mは被写体によっては厳しいものを感じる。

実例

順光時での解像感は、そこまで悪くはない印象で収差は比較的少ない。
ハイライト部分ではパープルフリンジが出ているものの、割と抑えられてる感じはする。

朝日が差し込むような環境かでは、全体的にソフトライト気味な感じになる。
フードなどを使ってももともとの逆光耐性が低いためかそんなに効果を感じない。

絞ってもフリンジが発生するものの、写りとしては十分に解像してくれている。

ところで、絞りをF2.8とF8などで絞りを変えた場合、色味の変化が起きてしまうことがある。
おそらくカメラ側の設定がAWBにしていたため、光の差し込み状態による影響でおきた、WBの変化によるものかと思う。
F8側ではやや青みが強くなった印象で、全体的に色が薄くなった感じにも見える。

PENTAX-K01で使用してみる

AFが使えない状態でAPC-C機であるPENTAX K-01との組み合わせで撮影をしたもの。

APS-Cなため、200mm相当のレンズで、AF無しのひと昔の液晶モニタだけでピントを合わせていくのは非常に困難を極める。扱いづらい…。

しかし最短撮影距離問題はやや改善されるため、熟練された腕を持っていれば十分に扱っていけるようなレンズにも感じた。

レンズ情報

レンズ情報
CAMBRON 135mm f2.8
マウント:Tマウント
焦点距離:135mm
開放絞り:F2.8
最小絞り:F22
絞り羽:10枚
最短撮影距離:2.2m
フィルター径:55mm
S.N.:06620
レンズ構成:?
重量:計測していない
販売時期:不明
入手経緯:ヤフオク
入手時期:2020年12月
入手時価格:¥2,800

個人的レンズ評価(5段評価)
写り:★★★☆☆
シャープさ:★★★☆☆
発色:★★★★☆
ぼけ感:★★★☆☆
逆光耐性:★☆☆☆☆
楽しさ:★★★☆☆
総合:★★★☆☆

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